確定申告は税金額を出すこと。青色申告は所得額を出すこと。

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申告方法とは

「青色申告」や「白色申告」の申告方法と「確定申告」とをごちゃ混ぜに理解しているフリーエンジニアも少なくないでしょう。まずは、この違いを理解しましょう。
青色申告や白色申告では、課税所得を計算して申告することいいます。課税所得とは、所得税が発生する所得金額のことです。事業で得た収入は全額が課税所得、すなわち税金の対象になるわけではありません。事業のために使った経費は除外されますし、控除といって課税対象に含まなくてよいと定められた特定の金額もあります。それらを計算して課税所得を割り出すために使われる方法として青色申告と白色申告というのがあるのです。

確定申告とは

確定申告は、納税する税金の金額を確定する処理又は手続きをいいます。青色申告や白色申告で計算した課税所得に税率をかけると納税額が確定します。それを指定の申告書を使って税務署に納税額を申告するのです。
確定申告は、フリーエンジニアなどの個人事業主だけのものではありません。あくまで「納税額を確定するため」のものですので、サラリーマンでも副業などの収入があれば確定申告を行って、会社からの給与にプラスして税金を納めなければならないのです。また、会社員やパートなどで働いた経験があれば「年末調整」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。この年末調整も広い意味では確定申告と同じであるといえます。会社に勤めていれば源泉徴収といって給料から税金分が差し引かれた金額を受け取ることになります。源泉徴収とは、前年の所得やその月の給与からその年納めることになるであろう納税額を予想して、会社が給与から代行徴収しているものです。通常は、多少多く徴収されています。年末調整では、1年間の最終的な給与から納めるべき納税額を計算して、差額を精算するものなのです。これらは、会社が全て行ってくれるので今まで特に考えたことが無い人がほとんどでしょうが、納税額を確定するという面でいえば確定申告と同じようなことをしているのです。